レオン ヴァーリント(変更可) |
聖ヴァーリント王国の第三王子。落ち着いた性格で冷たい印象もあるが、実際のところは人付き合いが苦手なだけ。
女神から“口づけ”を受けており、聖刻と呼ばれる紋章をその身に宿している。
幼い頃はこの聖刻の力を上手く制御できず、力を恐れた人々からは腫れ物のように扱われていた。
しかしマリィだけは自分を“人”として扱ってくれたため、心の支えとして今でも大きな存在となっている。
現在は『聖騎士』の称号を受け、王国内の魔物問題を解決するために奔走している。
マリィ セラフィーネ |
王子であるレオンの従者。実直で明るく、心根の優しい性格。
故郷の村が魔物に襲われ、マリィを残して村が全滅したという凄惨な過去を持つ。
セラフィーネ家は代々王家に仕える『墓守』の一族であり、その縁もあってレオンの従者として迎えられることとなった。
昔はレオンの数少ない話し相手としてあれこれ構っていたが、最近はレオンも自立してしまい、昔ほど甘えてくれなくなったのがこの頃は少し寂しい。
貴重な『癒やしの術』の使い手であり、戦闘面においてもレオンのサポート役として盤石の地位を築いている。
アルベール ソラン |
傭兵としてその身を立てている一匹狼。
貧民街に生まれ、腹違いの妹と2人でギリギリの生活を送ってきた。
性格はお世辞にも優しいとは言えないが、弱きを挫くことをよしとはせず、女性や子供にはなんだかんだ言って気を遣う不器用な男。
そんなある日《シャドウ》によって妹が魔物に変えられてしまい、元に戻す方法を求めて旅に出ることになる。
シャルロット ソラン |
アルベールの妹。
生まれつき身体が弱く、ベッドの上で過ごす時間が長い。
そのためほとんど知り合いと呼べる人がおらず、兄の手厚い庇護もあって純真無垢な箱入り娘に成長した。
しかしある日《シャドウ》の手にかかりその身体を魔物に変えられてしまう。
幸いにも完全な変化には至らなかったものの、『異形の者』として迫害を避けるため今まで以上にひっそりと暮らすことを余儀なくされた。
えっちシーン導入
いつものように隠れ家で兄の帰りを待つシャルロット。
今日は体調も悪くはなく、溜まりがちな洗濯物を片付けながらのんびりとした時間を過ごしていた。
すると、不意に目の前に少年が現れる。
なんでも近所の森を探検していた所この隠れ家に迷い込んでしまったらしい。
最初こそシャルロットの風貌に驚いた少年だったが、好奇心が勝ったようでシャルロットへの質問が止まらない。
シャルロットも戸惑いこそしたものの、同年代の友人を渇望していたこともあって少年のペースに着いていく。
やがて日が暮れ、少年は「またね」と言って帰路についた。
それはシャルロットにとって初めての経験であり、次はいつになるだろう、どんな話ができるだろうかと、心を踊らせながらこの1日の出来事を日記に残すのだった。
クロエ オークレール |
ヴァーリント王都の剣術学校の師範代。
レオンに剣を教えた師匠でもあり、当時腫れ物のように扱われ腐っていたレオンを文字通り叩き直した人物としてレオンは今でも頭が上がらない。
王国五指に入るとも謳われるほどの腕前を持ち、利き手に怪我をしてからは前線を退いているものの、鍛錬は続けており未だ一線級の強さを誇る。
しかし本人はかつてからの劣化と今の自分の限界を実感しており、内心では複雑な思いを抱えている。
そうした鬱憤を晴らすためもあってかこの頃はよく酒場に入り浸っており、戦場での彼女を知らない者からは「呑兵衛のお姉さん」で定着しつつある。
えっちシーン導入
クロエは自問する。自分の価値はどこにあるのだろうか。
剣の腕であればいいと思う。剣士としての生き様には誇りがあったし、そのための実力も身に着けたつもりだった。
しかし……今のこのザマでは自分で自分を許せない。だから今でも“師範代”なのだ。
ならば、自分の価値はどこにあるのだろうか。
価値とは他人から求められること。
この出涸らしを、それでも求める人が現れるのだろうか。
……少し呑みすぎたかもしれない。
こんな所で油を売っていないで、マリィにでも頼んで家事の技を磨くべきか……